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スタートアップカフェ

2021年06月08日

【イベントレポート】STARTUP CAFE vol.04 起業のWHY 1/2

起業・創業を身近に感じることができる場としてスタートした「長野スタートアップカフェ」。自身の生き方や働き方の選択肢の1つとして、起業・創業を考える機会を提供していきます!2021年5月開催の今回は、『起業のWHY?』と題し、起業家や支援者、起業を考えている方など総勢19名で、起業にまつわるディープなディスカッションを行いました。
場所は起業家達をバックアップしてきた、長野市初のコワーキングスペース(2014年開設)CREEKS COWORKING NAGANOです。

企画・進行


古後理栄 株式会社CREEKS(代表取締役)
工学修士 MBA
2014年に長野市初のコワーキングスペース「CREEKS COWORKING NAGANO」を開設。
長野県信州アクセラレーションプログラム他、起業支援プログラムを多数運営。地元企業の新規事業立ち上げサポートなどに取り組んでいる。自身もこれまでに4法人・団体の立上げ運営に携わり、20以上の新規事業に取り組む。

池上隼人 株式会社CREEKS(事業アドバイザー)
2008年サムライインキュベートの創業メンバーとして参画。以来、新規事業責任者として事業売却、経理、人事業務などのバックオフィス業務を務める。2012年より同社執行役員COO。事業戦略と組織作りに従事。その後、データサイエンス会社の執行役員を経て、現在は複数のスタートアップでアドバイザーとして事業面や組織運営のサポートに取り組む。


――まず一番初めにずばり「どうして起業した?」というテーマでお話を伺いました。

私、実はすごい消極的な理由で起業したんです。元々IT企業で仕事をしていたのですが、ものすごい忙しくて、時間の自由がありませんでした。体調が悪くても出社しなきゃいけない時もあり、夜遅くまで働いて朝早く出社するといった生活のサイクルが当たり前だった状況に少し疑問を感じるようになりました。そしてある日、降りてくるように会社を辞めようと決意しました。

それから1年間くらいは、何もしていない時期がありました。次働くときにまたサラリーマンになるという発想が持てなくて、自分でやってみようと思い立ちました。ゆっくりした時間をとれた中で昔好きだったお菓子作りを始めてみて、あるときこれはビジネスにできるのではないかっと思ったんです。

その中で、世の中に食物アレルギーに困っている人を知りました。一般的なお菓子を世の中に発信するよりも、困っている人のために独自にお菓子を開発して広めていった方が、多分社会の役に立つし沢山の方に喜ばれるだろうなという発想で今のお仕事に行き着いたので、その人たちのために課題を解決できないかと考えて起業に至りました。

――飯田さん、ありがとうございます。僕自身もっとポジティブな理由ばかりを想定していたので少し驚きました。ほかに似たような理由で起業した方いますか?

僕は、大手食品メーカーに勤めていて、社内でも実績を積み上げた結果、色々な決済権を頂いていました。そのまま勤めていたらいまごろ、アメリカ支社長をやっていたと思います。41歳の時に、次のステップへの打診があって、そうすると自分がきっと動けなくなるなと思って、「今だったらまだ頑張れる」「辞めるなら今だ」と思って辞めました。そしてすぐICS-netという今の会社を作りました。

―― 小池さんありがとうございます。今のお二人の話を聞いて、企業にお勤めの方にもお話を伺ってみたいなと思ったのですが、いかがでしょうか?

お二人の気持ちはすごくわかります。私は新規事業部に所属しているのですが、新事業を起こした経験もなく、とても四苦八苦しています。いろいろ事業案を考えても、会社の方針に合致しないと先に進めないこともあり、それなら 自分でやろうかなと思うこともあります(笑) 

――おお!(笑)

私は、今まさに萩野さんの延長にいるのかなと思います。もともと所属していた企業の中で新規事業案の募集があったので「犬の心拍を測るIOTデバイス」を提案しました。しかし、予算はついたものの圧力があって実現できないという状態になってしまいました。その際に、「自分でコントロールできないのは嫌だな」と思い立ち、機材の買い戻しや交渉など紆余曲折あった後に、起業するに至りました。

萩野さん)山口さん、ちょっと飲みに、、、

――(笑)

 起業のきっかけは様々

起業と聞くと、社長にあこがれて、夢や希望を追いかけてといった理由を想像しますが、ネガティブな理由や新規事業開発から独立など、様々な理由で起業したきっかけがあるということが伺えました。冗談を交えながらも、起業を志す方だけでなく、経営者や企業に所属している方々にとってもためになる話が繰り広げられ、有意義な時間となりました。

イベント後半は、実際に起業して困っていることって何?といった話で盛り上がりました!
後半の様子は、レポート2で。


NAGANOスタートアップカフェ&XENとは
先進的でイノベーティブな街を目指すZIT 構想の推進を目指した、長野市スタートアップ成長支援事業「XEN」
起業・創業を身近に感じてもらうための「場づくり」事業として、定期的にスタートアップカフェを開催しています。
起業家同士のコミュニティをつくり、スタートアップの成長には欠かせない関係者(街の人、金融、大学、行政、支援機関など)もコミュニティに加えて、スタートアップ成長支援に繋がるエコシステムの構築を目的として、全6回(5月、7月、9月、11月、1月、3月)起業家×〇〇といった形で、テーマを変えて開催予定です。

次回のスタートアップカフェは、7月19日(月)18:30〜です。ぜひこの場を体験ください!