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企み特区

2021年08月27日

【イベントレポート】8/18開催 企み特区vol.1 長野で取り組み始めている人と取り組みたい人が出会う夜。〜#ダイバーシティ #外貨獲得 #安全・安心な水環境〜

「企み特区」

長野で何かを企画している人と、企画したい・応援したい人が集まる月1回のイベント、「企み特区」。
長野に移住してきた人・大学生・地元の人など、職場や学校とは違った新たなヒト・モノ・コトにつながるキッカケを毎月ゆるくつくっていきます!

vol.1となる今回は、「#ダイバーシティ」・「#外貨獲得」・「#安全・安心な水環境」の3つをテーマに3名のプレゼンターを迎え、学生・社会人総勢20名で開催。
オンライン開催ながらも、長野を舞台に何か面白いことをやってみたい!という方々が集い、気づきや今後の可能性について共有し合える時間となりました。

〈イベントの流れ〉
 1.自己紹介
 2.プレゼンテーション&問い
 3.分科会
 4.本日の学びの発表
 5.感想の共有

プレゼンテーション&問い、そして学び

自己紹介を終えたところで、早速3名のプレゼンテーターにプレゼンテーションと参加者への問いを発表いただきました。
その後、興味のあるテーマに分かれて問いについて話し合い、得た「学び」を全員で共有しました。

1. ダイバーシティ

岡宮美樹(おかみやみき)さん

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包括的で多様性に富んだ社会の実現・SDGsを軸に、外国語としての日本語を教える日本語教師。信州大学グローバル化推進センター、長野工業高等専門学校で留学生の指導にあたる。2021年度長野県地域日本語教育コーディネーター。
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*活動と今後のビジョン*
SDGsの指針につながる、留学生や外国籍住民が地域のグローバル人材として活躍する場の創生〈地域×日本語教育〉や、テクノロジーを活用した今までにない世界とつながる体験〈ICT×日本語教育〉を考えていきたい。

〈参加者と一緒に考えたい問い〉
「外国籍住民と地域との関わり方」「新しい日本語教育」を中心に、多文化共生や日本語教育など、幅広く座談会形式での意見交換をしたい、とのことでした。

〈分科会での学び〉
「せっかく日本に来たのに日本人と交流ができずにいる外国籍住民が数多くいる一方で、国際交流がしたいのになかなか機会がない長野に住む人々がいる」という現状に対して、
「地域に住む仲間として、もっとカジュアルに交流できる場を作っていきたい」
「交流の場があったら、自分の所属するコミュニティから人を呼び合い、地域全体で大きな関わり合いを作っていけたら」と今後のアクションについても意見があがったとのことでした。

2. 外貨獲得

百瀬友奈(ももせゆうな)さん

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古着屋〈TRIANGLE〉経営に加え、2021年にはWebプロモーション会社〈SETSUGENN Co.〉を設立。イベント事業者とタッグを組み、ECサイト×生配信のライブコマースなどにも取り組む。長野県立大学4年生。
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*活動と今後のビジョン*
越境ECによる外貨獲得大作戦と題し、レベニューシェア型のフルパッケージサービスを日本にとどまらず海外に向けて、クライアントとパートナーという形で行っていきたいと考えている。海外マーケティングの具体的な方法について模索中。

〈参加者と一緒に考えたい問い〉
「礼節はどこまで徹底するべきか」
営業をしていた際にマナーについての指摘を受けたことから、これは本当に必要なルールなのだろうかと疑問に思うことがあったそう。社会人と学生、双方の立場からの意見を聞いてみたい、と問いを投げかけました。

〈分科会での学び〉
分科会での話し合いの結果、礼節については「個人として見られるか、法人として見られるか」ということがポイントとなること、
また髪色などの外見を含め、礼節というのは「第一印象のイメージ作りのためのもの」なのではないかという意見もあったそう。日本のビジネスシーンでの礼節は疑問に思うところがあるものの、なかなか「ここまででOK」との線引きは難しいという結論になったとのことでした。

3. 安全・安心な水環境

土井達也(どいたつや)さん

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信州大学学術研究・産学官連携推進機構所属。信州大学で考案された技術を、製品・サービス化し世に送り出している。現在信大工学部が研究開発した、優れた水の浄化作用を持つ「信大クリスタル」についての事業化を進めている。
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*活動と今後のビジョン*
信州の魅力の一つである「水」を活用して、地域発の未来ビジョンの実現を目指している。実際に信大クリスタルを日本酒造りに活用し、日本の伝統文化の継承・発展にも貢献。また、水を起点としたSDGs活動として、県内の給水スポット設置も進めている。今後も地域資源としての水の可能性を様々な場面で活用しつつ、保全にも努めていきたいと考える。

〈参加者と一緒に考えたい問い〉
「信州の水の可能性」
用途に多くの可能性がある信州の水や、信大の技術を使って世界に通用する活動を起こしていけないか、参加者と一緒に考えたい。と熱い気持ちと共に投げかけられました。

〈分科会での学び〉
「長野の天然水は美味しい。もっとたくさんの人に知ってもらいたい。」そんな願いを、水の産地を銘柄としてブランディングし、世界に通用する製品を作ることで、叶えられるのではないか、という意見があげられたそう。
一方で、魅力的な水という資源を持ちながらも、諏訪湖にはゴミがあったりと、環境面において改善していかなければならない問題点についても話したとのことでした。

最後に

キックオフとなった今回のイベント。
グループごとの分科会では、プレゼンターの問いに対するそれぞれの考え、今後取り組んでいきたいことなど、年代・性別・国籍を超えた意見交換の場になりました。
また、せっかく知り合えた仲間ともっと話したい!という声もありました。
今後は状況を見つつ、ぜひリアルで開催できたら・・・と考えています。

次回の開催

次回は、9月21日(水)19:00〜20:30です。
ぜひ、長野を舞台にやってみたいことを共有しませんか?皆様のご参加をお待ちしております!