Innovation

イノベーション創出支援事業

2022年03月16日

DAY4

DAY4では、チームごとにオープンセッションを行います。このオープンセッションを企画運営するのは、長野をつなげる30人の参加者の皆さんです。自分たちが招待したゲストの前で考えてきた企画を説明し、対話を通じて企画をブラッシュアップするのが目的です。

わくわくする市場とは?

「育てる市場部」チームは、シソーラス株式会社のオフィスを借りてオープンセッションを開催しました。

飲み物やお菓子が用意されて、おもてなしの雰囲気が伝わる会場。そこに長野市内で事業を行う7人をゲストとして招き、オープンセッションが始まりました。

「育てる市場部」メンバーが今日の趣旨を説明。その後、チームメンバーとゲストを2つのグループに分け、「どんな市場が長野市にあったらわくわくしますか?」というテーマでアイデアを出し合いました。

ゲストの中には、地域で実際にマーケットの運営に携わったことがある方もいました。資金や人材確保の面から「マーケットをボランティアだけで継続するには限界がある」と感じた経験をシェアしてくれました。

そんな経験談を聞いて「マーケットに必要な機材を貸し出すシステムがあるといいのでは?」「商店の店先を活用すれば、負担が少ないのでは?」など、マーケット開催の負担を減らすためのアイデアが次々と出てきました。

「商品だけでなく、インターネットでは見つけられない情報が手に入るのがマーケットの魅力」という声も出ました。人と交流が生まれたり、地元の情報が手に入ったり、マーケットのもつ自由な雰囲気に魅力を感じている人が多いようです。

話が大いに盛り上がり、あっという間に予定していた時間が終了しました。「育てる市場部」では、今日来てくれたゲストの皆さんに、今後も情報共有していきたいと話していました。

若者が街の主人公になるには?

一方、若者支援を考える「勇者ナガヒコ」チームは、オンラインでオープンセッションを開催しました。
今回は、NHKアナウンサーの山田さん、長野県NPOセンターの小林さん、長野市立長野高校1年生の水品さん、長野高等専門学校5年の小柳さんの4人にゲストとして参加してくださいました。

まずは、「勇者ナガヒコ」チームから、これまで議論してきたテーマを説明します。若者のチャレンジを応援したり、街で活躍する大人に若者が出会う機会をつくったりしたいという思いを共有しました。

まずは、「若者が地域で活躍する大人と交流するきっかけをつくるには、どんな場が必要?」「何かを始めたいと思っている若者を応援するにはどうすればいい?」といった問いを、ゲストとして参加してくれた学生の二人に聞きました。
すると、「1対1で大人と話すのは、ハードルが高い」「いきなり参加するのは抵抗があるので、少しのぞいてみるという感覚で参加できる場があるといい」といった若者の本音を共有してくれました。
それを受けて、チームメンバーの中でも「学校の外でいきなり活動するのではなくて、大人が学校に出向いて、興味のある人に集まってもらうといいのでは」とアイデアが広がりました。

テレビの画面のスクリーンショット

自動的に生成された説明

その後も、ゲストを交えて、「若者と一緒にテレビ番組を作ってみてはどうだろう?」「興味はあるけれど動けていない若者にアプローチするには高校や高専で授業をさせてもらうといいのでは?」と、具体的なアイデアが生まれていきました。

「勇者ナガヒコ」チームは、今日のオープンセッションを受けて、「学生や先生たちと関係性をつくりながら、できることから小さく始めてみたい」と話していました。

長野をつなげる30人では、他に3つのチームもそれぞれオープンセッションを開催しました。様々な人たちの声を実際に聞いて、チームの企画はどう変わっていくのでしょうか? 次回のDAY5では、それぞれのチームが行ったオープンセッションを振り返ります。